Earth.co.jp は、地球を「問題」ではなく「主人公」として描く。
地球について語るとき、人間はすぐに数字や政策や危機の一覧へ向かう。 それらは必要である。だが、それだけでは心が動かない。 人間は、抽象的な惑星を一度に愛することが苦手である。
だから Earth.co.jp は、地球を単なる背景として扱わない。 地球は主人公である。 海、森、土、火、洪水、熱波、水、食、都市、港、学校、農場。 それらはすべて、まだ撮り終えていない映画の場面である。
そして、この映画には恋が必要だった。 なぜなら、地球全体は大きすぎるからである。 だが、一人の人が飲む水、その人が眠る夜、その人が歩く通学路、 その人が食べるものなら、人は具体的に想像できる。
地球を救うには、技術だけでは足りない。
誰かを愛する力がなければ、未来を守る理由がない。
二人の物語
Earth.co.jp の中心には、ヒロとアオイがいる。 ヒロは太陽光エンジニアである。 彼は、屋根、影、配線、蓄電池、ポンプ、冷蔵、冷房、負荷表を見る。 彼にとって優しさは、言葉よりも、朝まで消えない灯りとして現れる。
アオイは映画作家である。 彼女は、海の声、森の風、子どもの絵、避難所の沈黙、 古い町の記憶を聞く。 彼女にとって未来とは、数字ではなく、失いたくない顔の集まりである。
二人は最初、互いを誤解する。 ヒロはアオイを、現場の外側にいる人だと思う。 アオイはヒロを、数字と機械だけを見る人だと思う。 だが停電の夜、二人は知る。 電気は技術であり、同時に安心である。 水は資源であり、同時に尊厳である。 記録は映像であり、同時に未来への証言である。
このサイトは、映画であり、マガジンであり、修復マニュアルである。
Earth.co.jp は、三つの形を持つ。
一つ目は、脚本である。 地球を主人公に、人類を共演者に、恋を心臓にして、 五幕構成で文明の未来を描く。
二つ目は、マガジンである。 海、森、熱波、水、食、都市、災害拠点を、映画的で読める章として編集する。 読者が「地球問題」を遠い話ではなく、自分の町、自分の屋根、 自分の水、自分の食卓として感じられるようにする。
三つ目は、修復マニュアルである。 太陽光、蓄電池、空気水、再生型農場、涼しい都市、災害拠点。 それらを夢の言葉だけで終わらせず、実際にどこへ置き、何を守り、 誰が操作し、どう運用するのかまで考える。